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☆知ってほしい!産後の女性の大変さと産後うつの危険性。

みなさんは産後うつになったことがありますか?私はあります。もともと、金銭的に最善の環境ではない中の出産であったということ、自分に自信がなかったということ、実家から遠く、周りに気軽に頼れる人がいなかったということ、整理整頓がかなりストレスに思える人間だったということ、睡眠不足がかなり負担だったということが産後うつの原因だったかもしれません。今では懐かしい思い出ですが当初はかなりしんどかったのを覚えています。ながながとなりましたが 笑、話をしていきますね。

まず、産後苦しめられたのは2時間おきの授乳という、睡眠不足です。入院中は赤ちゃんの世話だけに専念できるのでそんなに苦にはならなかったのですが、退院後、実家での育児を終え、いざ自分たちの住むアパートに戻ってからが悲劇の始まりでした。生後3か月でアパートに戻ってきた私は育児も新人のため、要領が悪く、また、睡眠不足と授乳もあってか、ふらふらで思考もぼんやり気味でした。そんな状態では家事もろくにできず、旦那と口論の日々で本当にしんどかったです。旦那も旦那で当時20代中盤のため、仕事もまだまだ未熟でちょっと厄介な先輩から毎日のようにわーわー言われていたみたいで、余裕もなく、落ち込みもあり、時にわざとオーバードースをすることもあったり、ほんとしっちゃかめっちゃかでした。まあ、当の本人は今は忘れているみたいでなんだかなぁという感じですが 笑 それはさておき、産後うつは本当に厄介です。もともと、産後はホルモンバランスがくずれやすく、情緒が不安定になりやすいです。初めての子育てと家事が苦手な方、まわりに頼れる人がいない方にとってはなおさらの事。自分も育ててもらったとはいえ、現代の核家族・親のみでの子育て環境は劣悪ですね。特にアパートですと夜泣きだけでも苦情がきたり、通報されたりするようです。もし、通報されたとしても、どうどうと対応しましょうね。夜泣きしない赤ちゃんなんていないんですから。

その次は家事ですね。もともと家事が得意ではなかったということもあり、睡眠不足と授乳でへろへろのなか家事なんてできるわけもなく、よく夫婦ケンカしてました笑 意外に男性陣って2時間睡眠したことないから産後の辛さなんてわからないもんなんだなと思います。そもそも産後の女性の体は産前の状態にほど遠く、からだのところところで不調をかかえているのにそれさえわかっていないので、医療の技術が進歩したら、男性側での出産前・出産後体験をさせてやりたいくらいですね笑                                          

最近知って、びっくりしたのは「(お金は自分ひとりで稼ぐから)奥さんは働かなくていいから子育てに専念してくれればいいと思っている」と自慢してきた男性がいるという話を聞いたことです。最初にいっておきますが、ごめんなさい、何言ってんの?です。今の女性はプライドをもって働いている方が多く、そんな中、給料もボーナスも出るはずもないのに24時間子どもに縛られて社会とのかかわりも遠くなっていくなか、節約節約生活を誰が希望するでしょうか?もちろん、奥さんに家事子育ての給料として渡せる額を稼いでいる男性であれば、申し分ないですが、そんな男性はほぼいないですよね?家事代行やベビーシッターを頼んだだけで数十万飛んでいくのにそれを奥さんにしてもらっている自覚がない方なんだなと思いました。仕事は雇われの身であれば、8時間労働で終わり、仕事内容もそんなに急に変わらないものですが子育てなんて年齢とともにころころ変わり、病気やケガなど人命にもかかわってくる重大なことなのです。そこをわかってほしいものですね。そもそもお母さんの役割って仕事にしてみるとかなりの分野に分けることができます。まずはベビーシッター、家政婦、看護師、心理カウンセラー、スタイリスト、メンター、総務などなどこれだけの仕事をこなすって、すごいことだと思いません!?普通に働いている人だってミスするんですから、家庭でのちょっとやそっとのミスなんて大したことないですよ。世のお母さん、自信持ってください!

その次は金銭面ですね。いやぁ、これはメンタルもやられますし結構キツイことです。お金がないということは結構、ガマンガマンの連続でひもじい気持ちになりますね。ただ、ついついかわいい赤ちゃんグッズがあると、いいなぁほしいなぁと思ってましたね 笑 高いものだとベビーカーで十数万もするものが欲しかった覚えがあります笑 さすがにそんな高いのは買おうとは思いませんでしたが、定価が数千円から1万円のものであれば今の時代、中古でやすく手に入ります。最低限の節約生活を送りつつ、私はよくメルカリやヤフオクを活用して子どものグッズを買っていました。

ベビーカーの高いやつでも中古であれば半額くらいにはなったりしますがやはり現物みた方が安心なのでリサイクルショップがおすすめですね。出品者がいいひとであればいいのですが、出品者がいい加減な人だと素人であるがゆえの配送トラブルや商品の不備にあう可能性があるのできちんと吟味しないといけません。

また、おもちゃについては年齢とともにいらなくなっていくものが多く、処分が大変なのでおもちゃのレンタルをおすすめします。こちらの記事をご覧ください。

産後はただでさえ情緒が不安定になりやすい状態なのでいろいろ工夫して少しでも負担が減るといいですね。 

前置きがながくなりましたが、うつになる原因を解説していきますね。

うつになる原因

①お母さんの生活リズムがくるってしまうこと                                 産前は朝起きて日中活動し、夜寝るという当たり前の生活リズムを過ごしておりますが産後はそうもいきません。産後まもない赤ちゃんは2~3時間おきに目覚め、乳を求めるためお母さんは相当過酷な状況になります。特に睡眠時間を8時間以上とっていた方にとってはとても苦痛な環境に変わってしまうのでかなり辛いですね。逆に仕事へ働きに出るとリズムが整い、産後うつの改善ができた方もいらっしゃるようです。

改善策                                                 朝、カーテンを開け、起きたらできるかぎり赤ちゃんと一緒に太陽の光を浴びること。なかなか赤ちゃんの夜泣きがある方にとってはかなりきついかもしれないですが、赤ちゃんにも大人の生活リズムに近づくようにするためにとっても大事なことです。めげずに朝カーテンを開けることを習慣づけましょう。朝日を浴びることにより、赤ちゃんの黄疸*のリスクも下げることができます。

*黄疸:大量の赤血球が壊れ、その一部として出てくる物質の色素(ビリルビン)が血液中にあふれて、皮膚や目が黄色くなること。また、新生児の黄疸は「新生児黄疸」といわれ、ひどい状態だと色素が脳の神経細胞にひっつき脳損傷をおこし、死に至ることもある核黄疸へと発展してしまう恐れがあります。ビリルビンは紫外線により分解されます。

②睡眠不足                                                産後の2~3時間おきの授乳により、睡眠不足と体力の消耗があり、つねに眠くだるい状態です。睡眠不足により情緒も不安定になりやすいため、よく食べ、寝れるときに寝るのがいいですね。

改善策                                                  家事はそこそこにし、子どもといっしょに眠ることを優先する。文句を言う旦那は無視!笑 大人は買い物に行くことも食べることも寝ることもできるので、自分のことは自分でやるべき。親や旦那さんに協力してもらい、睡眠を確保する。

③核家族化で頼れる人が身近にいないこと                                  身近に頼れる人がいないのは結構苦しいことですね。実家に帰れる方は帰ってもらうか、逆に来てもらうかしてもらった方がよいです。最低でも半年間は誰かと一緒に子育てしてもらった方が精神的にも安心します。会社の新人さんでさえ半年間は大目に見てもらえるんですから、子育てだって一緒です。遠慮せず頼れるなら頼りましょう。実家に頼ることができない方は公共の支援制度や友人、助けてくれる人に手当たり次第に相談しましょう。ひとりで悩むよりは解決策も出てきます。

政府広報オンライン
あなたに合った支援があります! ご存じですか?「子ども・子育て支援新制度」 | 政府広報オンライン すべての家庭が安心して子育てができ、子どもたちが笑顔で成長していくために、平成27年(2015年)4月から「子ども・子育て支援新制度」がスタートしています。この制度で...

また、2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)制度」が始まり、旦那さんが仕事を休んで育児に参加しやすくなりました。法律で決まっているので、必ず取得できます。

厚生労働省
育児休業特設サイト|厚生労働省 パパもママも、仕事と育児を両立できるように、育児・介護休業法が変わりました

改善策                                                  実家の親に頼る。頼れない方は各市町村の公共の支援制度を使う。産後パパ育休(出生時育児休業)制度を利用する。        

④金銭面で不安があること                                              今の時代は少子化ということもあり公共での支援が充実しています。食べ物に関しては「フードバンク」や「子ども食堂」「大人食堂」もあり、ほんとうに困窮している場合は生活保護の申請もできます。詳しくは別の記事で紹介しますね。

改善策                                                   親に頼って同居をして食費や家賃を浮かせるのもありですし、今の時代はシェアハウスもあるのでシェアハウスも活用するのもありですね。食料に関してはフードバンクや子ども食堂、大人食堂もあるので賢く利用していきましょう。生活が困窮してきたらまずは厚生労働省の生活困窮者自立支援制度で相談するのがおすすめですね。

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⑤子育てのいろんな情報に惑わされる                                    子育てはほとんどの方が未経験からはじまるので不安もありますし、いろんな子育ての情報もあり惑わされてしまいますよね。ただ、子どもが小さいときは元気があるかないか、よく食べよく寝るかだけを重視してもらえばいいと思います。育児書には本を読んであげた方がいいだの離乳食の栄養がどうたらこうたらありますが、本が好きな子は勝手に読みますし、ごはんが好きな子はご飯をいっぱいたべます。人それぞれです。大人だっていろんな方がいるのですから、赤ちゃんも、いろんな子がいて当然です。好き嫌いありますし、得意不得意あります。いつも元気がない、食欲もない、ガリガリに痩せている状態でなければ、育っています。体型も大人と一緒でやせ型の人や太めの人もいるのでどうしようもないことなので、やせているからといって無理に食べさせる必要もなく、その子にあった子育てをするといいですね。情報はあくまでも情報なので参考程度にするのがよいです。

ただ、今からの時代はAIが導入され、AIができることはAIが仕事していくようになります。なのでAIにはない(できない)個々人の魅力が大事になってきますので、勉強勉強といわずにその子その子の魅力・得意を伸ばしていってあげるといいですね。もちろん、暗記や勉強が好きな子はそのままさせてあげればいいと思います。           従業員としての働き方ではなく自分で起業して自分の会社・仲間との会社を作っていくのが主流となっていくと思います。

改善策                                                  子どもはあれやこれやしなくても勝手に育つので心配し過ぎない。未熟児で生まれた子は体が弱いのでちょっと手厚く子育てしないといけないかもですが通常は栄養と水分と睡眠がとれていればすくすく成長していきます。自分の子はなにが得意でなにが不得意か

産後、体がだるく、外に行くのがおっくうだったり、気分が落ち込むことがある方は一度、この本(まんが)をよんでみてください。きっと、心が楽になるはずです。

産後うつに悩んだ方の実際の体験談がたくさん載っているので、自分だけじゃないこと、味方はいることを知っていただけると思います。妊産婦の死亡率1位は自殺で、産後うつにかかっていた人の割合が高いようです。大変なのは出産だけではなく、産後も続くということをみなさんに知ってもらえるといいですね。

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この記事を書いた人

自分のためになること・なったことやおもしろい話、医療についての記事を主に書いていきます。医療系の資格を取得しております。

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