【危険】あなたの水分補給はそれで大丈夫?意外に足りていない人が多い問題

あなたは1日にどのくらいの水をとっていますか?1Lですか?1.5Lですか?2Lですか?もしくは6Lですか?  水分補給は基本的には3食の食事のほかに1日に1.5~1.6L以上(最低でも1.2L以上)とるのがよいとされています。しかし、汗かきの方、頻尿の方、糖尿病の方、外仕事や暑いところでの作業の方は1.5~1.6L以上+α飲まないと体内の水分が減り熱中症や脳梗塞・心筋梗塞のリスクになります。特に外仕事(工事・建築関係)や暑い場所での作業している方では6リットル飲むという方もいました。つまり、体内の水分量が減る状況にいるのであればそれに合わせて水分補給をしなければなりません

みなさんは水分補給というと何を飲みますか?むぎ茶ですか?緑茶ですか?コーヒーですか?水ですか?         意外かもしれないですが緑茶やコーヒーの苦み成分であるカフェインは利尿作用があるので水分補給に向きません。むぎ茶はカフェインが入っていないですがカリウムが含まれるため、水よりは利尿作用があります。

なので、健康な方は水(常温)をおすすめします。                               なかなか最初のうちは常温の水に慣れないかとは思いますが慣れるとそれが普通になります。冬場は寒いので白湯がいいですね。

健康な人の場合、3食 食べれて、排尿もできて、普通に動けて活動できる人は一日の水の摂取量が2L目安でも全然OKです。

注意が必要なのは慢性心不全等の心臓病の方や重度の腎機能低下の方、腹水浮腫のある方です。水分が体の外に排出されないと心臓の負担になったり、浮腫が悪化したりするので体の状態により医師に相談しながら水分摂取をするといいでしょう。

また、体内の水分量が少ない傾向にある方として、高齢者の方や糖尿病の方、小学生、小食の方です。

理由として、

高齢者の方は小食であったり、もともと水分を飲まない(水が嫌い)、のどが渇いたのに気づけないということがあげられます。小食に関しては、1日に必要な水分の半分が3食の食事に含まれている(日本食)ため、小食の方はその分、水分を多めにとらないといけません。もともと水分を飲まない(水が嫌い)に関しては、むかしの部活での水分摂取の禁止等悪習慣が身についている方もみられたり、そもそも水が嫌いな方がいるので水を飲む習慣をつけていくしかないですね。水が嫌いな方でもむぎ茶や無糖の炭酸水なら飲めるという方がいるのでそれらを飲みましょう。

糖尿病の方は体内の血糖値が高いため、体が糖を排出しようとして頻尿になります。また、糖を尿に排出するのを促進するGlt1薬を飲まれていればさらに尿が出ますので脱水気味となります。なので、必ず水を頻繁に飲んだ方がよいです。食生活のみだれや脱水気味になることにより、血がどろどろになり血栓ができやすく詰まりやすい状態になり、目が見えにくくなったり、足の壊死や腎機能の低下や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。           

小学生の方はコロナがあったということもあり小学校での水筒のみの水分補給であったり、食の欧米化によるパン派が増え、日本食ほどの水分含有量がないメニューであること、昔とくらべ小学生の活動量が減ることにより子どもの小食化がすすんでいることにより、体内の水分量が少なくなっています。私が小学生のときは水道水をがぶ飲みしていました。休み時間になるとみんな水道場で水を飲むのに順番に並んでいた記憶があります。夏の暑い日はおなかがタプンタプンになるほど飲んで、外で遊びまわっていました。給食に関しても、給食を残す人なんてほぼいない時代でした。今の子達は昔と比べて食も細く、水分補給量も少ないです。今の子達はあまり活発的ではないにしろ、持っていった水筒だけでは量が足りないはずなのに、水道場に行く子も少ないです。

小食の方はそもそもの1回の食事からの水分摂取量がすくないため、こまめに食事や水分補給をしないと体が弱ってしまいます。

飲むタイミング                                              ①朝起きてトイレにいった後に口をゆすいでから、コップ2杯分の水をまず飲む                 ※最低でも1杯以上は飲みましょう。2杯飲むことにより、腸が刺激され便通もよくなります。また、朝食の30分前に水を飲むことにより適度な食欲になるため、糖尿病の方やダイエットの方におすすめです✨                 

②朝食後にもコップ1杯の水を飲みます                                   ※食事中でも構いません                                          

③トイレに行った後にコップ1杯を飲む                                   

④汗をかいたらコップ1杯を飲む                                     

⑤昼食後、夕飯後にもそれぞれコップ1杯を飲む                                            ※食事中でも構いません                                                夜中にトイレに起きてしまう方は、寝る1時間前に水分を飲み終えるといいでしょう。

このような習慣を身につけていただければ1日に必要な食事以外の水分量1.5~1.6L以上は自然ととれるようになってきます。

また、夜間の頻尿についてはこちらをご覧ください。                              対策としては、日ごろから塩分やカフェインを控えたり、夜のアルコール(酒)をひかえる、医師に処方薬を変えてもらうことがあげられます。                                                夜間頻尿による疲れが昼間にある場合、昼寝で回復するのであればいいのですが体に不調がでる場合は医師にご相談ください。                                                  ※男性は50歳をすぎると前立腺肥大の可能性が高くなり、70歳代以降は7~8割の人に肥大を認めるといわれています。男性の方は一度、泌尿器科にかかられることをおすすめします。

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この記事を書いた人

自分のためになること・なったことやおもしろい話、医療についての記事を主に書いていきます。医療系の資格を取得しております。

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