★これはやばい！不登校児爆増中問題。

2024年5月4日2024年6月13日

いやぁ、コロナが明けたと思ったら不登校、いじめ問題が爆増中ですね。　　　文部科学省２０２２年のデータによりますと、不登校者数・いじめが年々増えてきています。

これは、いじめに関しては、いじめの定義やいじめに関する認知が広がったことにより、ただ単にいじめの件数が増えたというよりは、「これはいじめである」という認知の件数が増えている（水面下にあったいじめも認知されるようになった）のではないかということです。

不登校者数増加については「コロナによる休校や制約によって、生活リズムが乱れやすく、交友関係を築くことが難しくなり、登校意欲が湧きにくい状況」だからではないかといわれていますが、そもそも学校に行かないといけない感が下がり、休みやすくなったのではないかとも思いました。

ただ、私的に不登校の何が問題って、各子ども達のメンタルが崩れて、情緒が不安定になり、うつになっていないか心配ということです。子どもなので自分の気持ちの対処方法が分からないですし、ましてや、大人でさえ自分の気持ちを整理するのに大変なのに…知識や調べる手段のない子ども達にとってはなおさらです。学校は必ず行かないといけないものではないので（義務教育ですがメンタル壊れてまで行く必要はないです）、自宅で過ごすのもいいのですが、ただ、人間、人とのコミュニケーションをとる機会がなくなると記憶力の低下や簡単な会話の言葉でさえも出なくなって、うつ状態が悪化します。私は産後うつになり、子ども（赤ちゃん）との近所の散歩でさえも憂鬱で仕方なく、部屋にこもる毎日を過ごしていました。そしたら、数か月後、人との会話がしどろもどろになり、今まで使っていた簡単な漢字も忘れ、社会からの疎外感がハンパなく感じられて、何をするにもやる気が起こりませんでした。この話は別の記事でお話ししますね。このような状態が続くと他人からの些細な言動も悪い方に受け止め、他人に相談せず自分の中でのみ悪い方に解釈し、自律神経失調症や統合失調症を併発したり、自殺願望がめばえかねません。

対策としては、先生たち、親たちがいち早く子どもの変化に気づいてあげることです。もし、変化に気づいたのであれば、次に、子どもの想いを聴いてあげるのが大事です。「いつもよりも元気ないね。だいじょうぶ？なにかあった？」でもいいですし、本人から聞き出すのが難しければ、周りのお友達に聞くのも手です。子どもには、ひとりじゃないよ、あなたを想っているよと認識させることが重要です。

また、子どもの好きなこと（体を動かすことが望ましい）を一緒に行い、共感し、ひとりではないこと、理解者がいることを伝えるのがいいですね。この時、親や先生からの一方的な理想論や根拠のない話は、ほんとーにいらないです。たとえば、「学校でお友達が待っているよ」「勉強しないとみんなから置いて行かれるよ」など、一方的な根拠のない意見は逆に子どもを追い詰めてしまうので、やめた方がいいです。

あと、学校制度でよくないなと思われるのが、園から小学校に上がってからのギャップがすごいことですね。園では手厚く各子どもの思想を大事にし、コミュニケーションに関しても注意を払っているのに対し、小学校に上がったとたん、先生に合わせて、みんな同じ思想・同じ行動をしようという指針に変わるので、今の学校教育制度だと、子ども達の個性・特性がある一定の枠の中でのみに絞られ、本来の個性が発揮できなくなっている現状があります。今は、情緒学級であったり、支援員の方が教室に入ってくださいますが、それでも、園の頃のように自分の個性は発揮できません。

今の学校制度内での回避方法としては、子ども達自身が自分の個性・特性を理解し、自分の得意とすること、不得意とすることを明確にし、不得意とすることは他の誰かに頼ってもいいことやひとりで悩まなくてもいいことを学べるといいですね。ある程度の不得意は努力してできるようになることも大事ですが、どうしても不得意なことはしょうがないこととし、得意を伸ばしていけばいいことと理解できると、気も楽になると思います。また、得意を伸ばすことにより、自己肯定感が上がり、他者への劣等感も薄れ、他者への攻撃やいじめもなくなっていくはずです。なぜなら、自分の個性・特性を伸ばしたくなり、他の人にかまっていられなくなるからです。

この自己理解に関して有名なのが八木仁平（やぎじんぺい）さんという方で著書も３０万部のベストセラーに選ばれるほどです。こちらに著書のリンク貼っておきますね。