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★その契約、ほんとうに大丈夫?営業の人が契約をとるために使う常套句とは?

みなさんは訪問販売や対面で営業されたことはありますか?そして、その営業を受けて契約をしたことはありますか?私は訪問販売の営業を受けたことがあり、契約したことがあります。しかし、営業マンが帰った後、冷静に考えてみると今はいらないな、今契約しなくていいなと思い直し、後日、電話で断ったことがあります。

営業マンに営業されている時は「いいかも!」と意欲が上がるのですが、ひとりになって冷静になり「これ、ほんとうに必要かな?」と意欲が下がってしまうということです。ということは商品自体の魅力はまあまあでも、営業マンの人としての魅力が加味されて、錯覚的に商品の価値が上がってしまうことが事実としてあります。

営業マンが口が上手いことは皆さんよくご存じですよね。その中でも、グレーな表現の常套句があるって知っていましたか?本当のようなウソをまぜての営業テクニックです。今回はそんなグレー表現の常套句について解説していきますね。

人数限定なんです。地域によって、このキャンペーンの契約数を限定しているので、すぐに数が埋まっちゃうかもしれないです。ここら辺の人にしか販売してないので、ほかの人には言わないでくださいね(内緒ですよ)。」

この場合、人数は限定かもしれないですが前もって何人限定と表記されていない限り、ほんとうにすぐに枠が埋まってしまうかどうかは分かりません。また、人数限定という言葉を用いることで心理的にお客さんをせかし、ちゃっちゃと契約させるために契約を迫ってきます。そして、親密度を高めるために「あなただけ」の特別な提案なんですということをアピールします。そもそも、訪問販売であなただけに提案しているということはないです。なぜなら、客をとりたいためにわざわざ訪問してくるんですから、あなた以外のたくさんの人たちにも契約を提案しているはずです。

ちなみに現代の訪問販売は、地域に密着した商品が多く、昔のように百科事典や消火器、怪しい壺、化粧品、布団類、健康食品というような地域限定ではない商品はなくなりましたね。やはり今の時代はネットを介しての販売が主流になっているので、訪問販売もかなり激減しました。

営業マンの独自のサービスなので会社には内緒ですよ。何かあったら、直接連絡してくださいね。」

ぶっちゃけ、営業マン独自の判断でサービスを勝手に追加できるとは思えません。会社からの許可を得て、許容範囲内でサービスを提供しているにすぎません。また、会社に連絡されても契約内容を全部把握しているわけではないので、対応できないですし、担当者のノルマもあるので担当が変わったら手柄を持っていかれる可能性があるので、必ず自分に連絡してもらうようにこのように伝えています。

お得なキャンペーンの受付だけしておきましょうか。」                            これ、ほんとうにあった話なのですが、枠が埋まる前にお得なキャンペーンの受付だけしちゃいましょうといって、名前・住所・支払い方法・ハンコを求められ、契約書をかかされました。いくら受付だけといっても、名前・住所・支払い方法・ハンコを求められた時点で本契約だと思いましょう。 もし、書いてしまってもクーリング・オフがあるので、8日以内に断りの電話等の手続きをすれば解約できます。

「各々のお客さんで必要な人にはお勧めしているんですけど、必要じゃないと思う人にはお勧めしていません。一回試してもらって、それでもだめなら解約してもらってもいいです。」

営業マンはお客さんがよっぽどな人じゃない限りは、みんなに営業して契約してもらおうとします。そして、契約してもらいたいので「あなたには必要ですよ。どうですか?」とアピールします。

また、あなたにとってほんとうにいい内容の商品であれば、そのまま契約しても大丈夫ですが、もし、私のようにあとで冷静になって考えてみると今はいらないな、今契約しなくていいなとなった場合は、8日以内(マルチ商法は20日以内)に契約の解除をしなければなりません。この期間内であれば、すんなりと契約の解除ができます。これを「クーリング・オフ」といいます。くわしくは、警視庁の「クーリング・オフ」についての記事をご参照ください。また、以下に一部抜粋します。

クーリング・オフは訪問販売や電話勧誘販売などで、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
クーリング・オフには、期間の制限があり、申込書面又は契約書面を受け取った日から8日以内(マルチ商法は20日以内)であれば、書面又は電磁的記録によって無条件で申し込みの撤回や契約の解除ができます。

いかがでしたか?今の時代は訪問販売でかなり悪徳なことはよっぽどないとは思いますが、自分に必要のないもの・見合っていないものは契約しないようにしましょう。そして、もし契約してしまったとしても8日以内のうちに契約を続行するか解約するか十分に考えましょう。

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この記事を書いた人

自分のためになること・なったことやおもしろい話、医療についての記事を主に書いていきます。医療系の資格を取得しております。

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